こんにちは!スタッフ山崎です。
11月10日、ベルフ牧野林で「帝王切開ママの会」を開催しました。
3組のママが参加してくれましたよ。
私自身が、2人の子どもを帝王切開で出産したので、ずっとやりたかったこの企画。
帝王切開って、お腹を切って赤ちゃんを取り出すので、
出産なんだけれども、ママの体的には、手術なんですよね。(当たり前ですが)
病気や怪我の手術であれば、「お大事に」「大丈夫?」と言われ、ベットで寝て療養できるわけですが、
これが帝王切開となると、(無事出産できて)「よかったね」「おめでとう」とだけ言われ、
自分がお腹の痛みに耐えてようやく歩けるようになったころ、
赤ちゃんがお部屋にやってきて、
慣れないお世話・授乳をして、夜中も寝ていられないわけです。
そしてさらに、産後の体の変化と、
ホルモンによる心の変化も襲ってくるわけです。
私はこの入院期間が、非常につらく、泣き通しでした。
ホルモン的なマタニティブルーズ、だったと思うのですが、
思いがけなく帝王切開になったこともあり、
「こんなはずではなかった」「こんなにつらいなんて聞いてない」
「だれも助けてくれない」「うまくいかないのは自分が悪いのでは」
という気持ちでいっぱいだったのです。
赤ちゃんが来て、幸せなはずなのに、こんなにつらいなんて・・。
そんな思いを抱えて、退院後もつらい毎日だったのですが、あるとき友人から、
「私も、おっぱいがうまく出なくて、母乳だけで育てたかったのにできなくて、泣いてばかりだったよ」
と言われて、
「自分だけじゃないんだ!」と救われた気持ちになりました。
同じ思いをした人と、話すだけでこんなに楽になれるって、そのとき思いました。
最初の子が生まれて6年たって、ようやく、自分の気持ちに区切りがついてきましたが、
つらい思いや、納得できない思いがあるママがいたら、
お話することで少しでも楽になれたら、と思って開催した企画でした。
さて、参加者のみなさんの自己紹介の後、
それぞれの出産をふりかえって、
感じたこと、納得できなかったこと、こうしたかった、などをお話しました。
「麻酔が怖かった」
「手術のとき、お医者さんが雑談をしていていやだった」
「同じ病室の方が分娩の話をしているとつらかった」
「手術の次の日くらいから、歩け歩けと言われて、貧血で倒れてつらかった」
「個人病院に入院してみたかった」
などのあるあるや、
まわりから言われて傷ついたひとことは、
「楽に産めて良かったね」(→夫に言われたという方も!)
「お金が戻ってくるからいいじゃん」
「会陰切開の傷がないから、普通に座れていいね」
などなど・・。
本当は周りの人に、つらかったんだよ!大変だったんだよ!と訴えたいんですが、
なかなか理解してもらえないような気がして、言い出せないんですよね。
嬉しかったひとことは、お子さんがお風呂で
「この傷はお母さんのくんしょうだよ!」
といってくれたこと。
素敵ですね・・!
ブログをみてくださっているみなさん、
現在、岩手での2割の方が帝王切開で出産しています。
これから、もし周りの方で、帝王切開で出産したママがいたら、
がんばったね!と言ってあげてくださいね。
陣痛を経験して産み出すのと同じように、
大変な思いをして、赤ちゃんを迎えています。
お子さんたちは楽しく遊んでいてくれましたよ♪
参加された方からは
「帝王切開のふりかえりをすることができなかったので、今日いろいろ話せてよかったです」
「なかなか帝王切開どうしの話をすることがないので、いろいろ話を聞けて、参加してよかった」
などの感想をいただきました。
お昼は、ランチ会ということで、生協のお弁当をいただきました。
おやつのこの「ヨーグルトレーズン」はおいしい!
個包装だから食べすぎないところがまた、いいですね。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました。