こんにちは。ハピママスタッフの東です。
先日、ハピママレッスンを企画運営しているハピママスタッフが、全県から集まってミーティングを行いました。
通常は各地域ごとに細やかなミーティングを行っていますが、全体でも話し合いや学習会を行っています。
今回は研修として、花巻に昨年１０月にオープンした
「産前産後ケアハウス まんまるぽっと」 を見学に行きました。
この「産前産後ケアハウス まんまるぽっと」は、
助産師さんを中心に集まった任意団体の「まんまるママいわて」が運営する施設で、
産前産後のデイサービスや母乳・育児相談などを行っています。
デイサービスは、つわりや切迫流産などで日中安静が保てない妊婦さんや、
産後のママと赤ちゃんが対象で
母乳ケアやアロマトリートメント、赤ちゃんの沐浴、昼食などのサービスを提供してくれます。
デイサービスだとお昼寝つきなのが嬉しい！！
花巻市から委託を受けているので、花巻市に住所のあるママは、手頃なお値段でサービスを受けることができますよ。
代表の佐藤さんにお話を伺った後、施設の中を案内していただきました。
ママと赤ちゃんが利用するお部屋です。ゆっくりと過ごせそうな落ちついた雰囲気のお部屋でした。
テーブルの上には温かいほうじ茶も置いてあって自由に飲めるそうですよ。
お部屋には常備してあるものがたくさんあります。
赤ちゃんのオムツやおしりふき、着替え、タオル、バスタオルなど。
オムツも新生児用からパンツタイプまで各種取り揃えてありました。
さらに、ママの授乳パジャマやタオルなども用意してあるのにはびっくり！
赤ちゃんを連れてのお出かけは荷物が多くて出かける準備をするのも一苦労ですが、
荷物も少なくて済むのは嬉しいですね。
お部屋の外には、育児本やママ向けの本も。
家ではゆっくり本を読む時間が取れないママ達も、ここでは思う存分本が読めますね。
利用者の方（２歳と６ヶ月の二児のママ）にお話を伺うことができました。
「まんまるぽっと」を利用したきっかけは、上の子どもが胃腸炎になり、ママ自身も体調を崩して、体も精神的にも辛い状態だった時、だそうです。
眠れない日々が続き、旦那さんにも眠れない辛さを訴えたそうですが、理解してもらえなかったとのこと。
「まんまるぽっと」を初めて利用した日に熟睡できたことがすごく嬉くて、今もリピートしているそうです。
また、助産師さんに客観的なアドバイスをもらえたり、気軽に相談できることがストレス解消につながって、楽しく育児ができているそうです。
私も二児の母なので、利用者のママのお話は共感できるところがたくさんありました。振り返ると、無我夢中過ぎて里帰りの後、自宅に戻ってからの記憶があまりありません（笑）
私の住んでいる近くにもこんな施設があったら、もっと産後の育児が楽しめたのかもしれませんね。
代表の佐藤さんもおっしゃっていましたが、産後の大変さは経験した人にしか分からないもの。
「みんな大変だから…」と我慢しないで、ママ達が声をあげていけば、「まんまるぽっと」さんのような産前産後ケアハウスが普及してくれるのかなと思います。
「産後ケア」という言葉はまだ一般的ではないですが、東京ではだんだんに、
赤ちゃんとママがケアを受けて過ごすデイサービスや宿泊、産後の家事サービス、バランスボールなどで産後のママの心と体をケアするサービスができてきて、
自治体で券を配って、好きなサービスを利用できるところもあるそうです。
岩手でももっと、産後ケアが広がるといいですね。
まんまるぽっとのスタッフの皆さん、ありがとうございました！